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院長コラム

2017年08月16日

心療内科、精神科、神経内科の違いについて

心療内科・精神科・神経内科の違いについて説明いたします。

心療内科

心療内科は主に心身症を扱います。心身症は身体疾患ですから、身体の症状が主訴(主たる訴え)ということになります。

精神科

精神科は精神疾患を専門に扱う科です。わかりやすく言えば心の症状、心の病気を扱う科であるということです。心の症状とは、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。精神症状、精神疾患に関する専門家が精神科医ですから、そういう病態の場合には、たとえ軽症であっても精神科が適当ということになります。

これにはうつや統合失調症はもちろんですが、神経症や不眠症も入ります。そのような疾患で身体症状を伴う場合もありますが、基本的に精神疾患がメインであれば精神科ということになります。

神経内科

神経内科は脳神経系の疾患を取り扱います。脳血管障害やパーキンソン病、ニューロパチーなどの神経の病気を扱う科です。この場合の「神経」というのはいわゆる「神経が太い」とか「神経質」という神経ではなく、実際に筋肉などの組織につながって、信号を伝えたりしている実体のある「神経」のことです。

神経内科はそれほど混乱されることはないのですが、心療内科と精神科は紛らわしく、混乱があるようです。ごく大まかに言ってしまえば、身体の症状がメインならば内科または心療内科、心の症状が主体ならば精神科ということになりますが、実際にはどちらか紛らわしい場合もあります。紛らわしい場合にはどちらかに相談することで、より適切なところへ紹介されることになります。

受診科の選択の例

最後にまとめて、受診科の選択の例をあげると・・・

  • ●身体の症状がメインだが、検査をしても異常がない、あるいは、経過からストレスなどが関連していると思われる。 ⇒ 心療内科
  • ●不眠や不安、イライラ、抑うつ、幻覚など、心の症状がメインである。 ⇒精神科
  • ●身体の動きがおかしい、ふるえる、傾く、力が入らないなど神経の異常が疑われる。 ⇒ 神経内科
  • ●身体の症状と心の症状が同じくらいあり、どちらがメインか区別がつかない。 ⇒ いろんな可能性があるので、まずは内科を受診して器質的な疾患を除外する。あるいは、内科・心療内科・精神科のうちのいずれかにまずは電話で適切かどうか相談する。
  • ●最近ストレスを強く感じることがあり、それ以降身体の調子が悪くなったが、それ以前は全くそんなことがなかった。 ⇒ 心療内科

もちろんこれ以外にもいろんなケースがあります。また、施設によって独自の事情もあるので、これが全てに当てはまるというわけではありません。実際には選択に迷うことも多々あるでしょう。そんな時はまずは医療機関に電話で問い合わせをしてみることをお勧めします。

この記事の筆者 中川明彦なかがわ心のクリニック 院長
院長コラム
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