「本心から相手をほめる」
(続き)他人の欠点や弱点を知らないよりは、知っていた方がよいのですが、それに気づいたとしても、見て見ぬふりをするというか、あまり追求せず、ぼんやり穏やかな目でみてあげるほうがよいでしょう。逆に、相手のよいところや素晴らしいところについては、すかさず、「ここが素晴らしいね」などと言って認めてあげることが、人間関係にとってプラスになります。ただ、相手の長所を見て、それをほめてあげることは大事ですが、その際の注意点として、「相手を利用しよう」とする気持ちが入っていると、しばらくの間はうまくいったとしても、いずれ人間関係が破綻し失敗するようになります。、相手をほめるときには、うわべでほめるのではなくて、本心から思ったことを言うことです。これも人間関係をよくするための方法の一つです。
「注意の仕方」
また、人の欠点や弱点を相手に教える場合には、遠回しに注意を与え、本人に気づかせるようにすることが大事です。「こんなことをしたらちょっとまずいかもしれない」と自分自身で気づかせるように持っていくことができれば、誰も傷つきません。特にプライドの高い人に対しては、欠点をストレートに指摘したり、厳しく叱るのではなく、「なるべく、自分自身で間違いに気づくように、遠回しにヒントを与えてあげる」というやり方が良いようです。「ストレス・フリーの幸福論より」