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適応障害

適応障害はどんな病気?

適応障害はストレスなどが原因となって引き起こされる病気です。引っ越しや転勤などによる環境の変化、職場での過酷な労働、結婚や離婚、子供の誕生などが発症の一因であると考えられています。適応障害とは精神面や行動面の障害によって日常生活が困難となってしまう病気。適応障害の症状はうつ病の症状と似ており境界が曖昧なことも多いですが、適応障害はうつ病と異なり気分のむらが大きく、問題行動をしたりするという特徴があります。仕事のある日にはふさぎ込みゆううつな気分になっていても、休日には趣味を楽しんだりできるため周囲からは怠け者だと思われてしまうこともあります。適応障害は他人からなかなか理解してもらえない難しい病気です。適応障害になりやすい人には、周りに気を使いすぎてしまう、人に反対意見を言えない、人の話を聞く際に必要以上に相槌を打つ、周囲の人に「いい人」だと言われる、といった特徴があると言われています。

簡単な適応障害チェック

  • 緊張した状態が続いている
  • 身なりが気にならなくなる
  • 常にマイナス思考で物事を悪い方に考えてしまう
  • 何をしていても楽しくない、虚無感を感じる
  • 最近外に出たくなくなっている
  • 暴飲暴食をしてしまう
  • 周囲と喧嘩してしまう
  • 危険運転をしてしまう
  • 会社を無断欠勤したり、遅刻してしまう
  • 突然声を荒げる
  • 突然泣き出してしまう
  • 以前より気分のムラが大きくなった
  • 仕事の日が憂うつだが、休みの日には趣味を楽しむことができる

適応障害の主な症状

適応障害の症状の現れ方や内容は人によって異なりますが、情緒的な症状と行動面での症状に二分されると言われています。一般的にはなにをしていても楽しくないという虚無感に襲われる、なにごとにも興味がわかなくなる、外出するのが面倒になる、身なりがだらしなくなる、不安感が強い、などといった抑うつ的な情緒面での症状が出ると考えられています。一方で大きなストレスから欠勤、欠席、遅刻、暴飲暴食、ギャンブルへの依存、アルコールへの依存などの問題行動を起こしてしまうことも。さらに多くの適応障害患者に身体的な症状が出ると言われています。不安な場面や緊張が強まったときに胸がドキドキしたり、必要以上に汗をかいたり、めまいがしたり、疲れやすい、肩こり、食欲不振、頭痛や腹痛などといった身体症状が引き起こされる場合もあります。

適応障害の治療法

適応障害の治療法にはストレス要因の除去、適応力を高める認知行動療法などの精神療法と、情緒や行動面に対しての薬物療法があります。 適応障害はストレスが引き金になって引き起こされると考えられていますので、ストレスを取り除くことが治療の一つだと考えられています。人によってストレスの許容量は違うので、本人がストレスの原因を自覚し、ストレスとなっている場面から距離を置くことが大切です。ストレスへの適応力を高めるには、ストレスを本人がどのように受け止めているかを考え、ストレスに対しカウンセリングを交えながらアプローチしていく方法があります。これらは認知行動療法と呼ばれており、治療者とともに問題への解決策を探るといった治療法ですので、治療を受ける人が主体的に取り組む必要性があります。(当院では認知行動療法は行っておりません。) 情緒や行動面へは抗不安薬や抗うつ薬を用いた薬物療法が効果的だと言われています。不安感や不眠には抗不安薬や睡眠薬を用い、うつ症状には抗うつ剤を使用します。適応障害の薬物療法は根本的な解決ではなく対処療法になります。

その他

適応障害は家族や周囲の人から怠けているだけだと評価されたり、理解が得にくい病気です。ですが、本人の苦しみは大変大きくさらなる精神疾患を発症する恐れもあります。早期に治療することで病気の進行を防ぐことができますので、最近大きな環境の変化があった方や、日々ストレスを感じている方は一度医療機関を受診しカウンセリングを受けることをおすすめします。

院長コラム